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最近、ふとした会話の中でお父さまの物忘れが目立つようになるなど、認知症や相続について少し心配になっていないでしょうか。
ご両親がいつまでも元気にご健在であることはとてもうれしいことですが、周りの友達から親が亡くなったときに相続が大変だったとか、相続は早めに対策をしておいた方がいいよ。などと聞いて、わが家も何かしら対策が必要では。と感じられているかもしれません。
実際の相続手続きは亡くなられたあとに実施しますし、生前に相続の話をすると気分を害されるご両親もいらっしゃいますが、生前から相続の対策や方向性を決めておく方が良いことがたくさんあります。
本記事では、福岡で将来に向けた相続の相談をしたいとお考えの方に、無料相談を活用した事前準備についてご紹介していきます。
親の相続で失敗しないための生前の無料相談の活用法
ご両親の相続、特にお父さまの相続においては相続税の申告の対象となるケースや、生前から相続税の対策をしておけばよかったと後悔するケースがあります。
生前に相続の話をすると財産目当てだとか、不謹慎だという話になりがちですが、亡くなられたあとでは相続税の減額をするにしても一定の制限があります。
また、相続財産の把握についても、お父さまがネット系の銀行で口座開設をされていたり、ネット証券での取引や不動産投資をされているなど、お母さまやご家族がご存じないところに財産を保有していると亡くなられたあと財産に気づかないこともあります。
また、相続税の対象となる場合には、生前の方が対策できる内容が多数あります。
生前に財産の話は不謹慎と言われがちですが、大切な内容になりますので専門家を交えた無料相談等で方向性を決めておきましょう。
生前に相続の無料相談を活用するメリット
生前に相続の相談をするといっても、すべてが亡くなったあとに財産をどうするかという話ばかりではありません。
例えば、認知症になりそうであれば事前の対策であったり、ご両親と一緒に暮らしているご兄弟が財産をたくさん受け取ろうとしているなどのトラブルに対する事前対策や、遺言書を作成したいというようなご自身が聞きたいことについてのご相談が可能です。
また、漠然とした相続の相談であったとしても、相続税を減額するための生前の取り組みや、生命保険を活用した節税と財産の受け渡し方法、生前贈与の考え方などご家族のみなさんが知らない対策等についてもアドバイスをもらうことができます。
相続の相談には、相続を考える方の「ご自身の財産をどうしたいのか」という想いが一番大切ですので、お父さまの気持ちがある程度固まっていると、幅広い考え方を知ることができ無料相談に行くことで多くのメリットを受けられます。
相続が発生していなくても30分~1時間ほどの無料相談を受け付けている税理士法人が多いですので、ぜひ無料相談を活用して、行動につなげましょう。
初めての方でも安心して相談できる専門家の選び方
初めて相続の相談をしようと思うと、どの専門家に依頼しようかと迷いますね。
そんなときは、まずは「相続に強い税理士」または「相続専門の税理士」に依頼することがおすすめです。
あわせて相談に行きやすい土日や祝日、平日の夜に対応してもらえる税理士だと申し込みやすいですね。
実際には、トラブルや権利関係の相続問題であれば弁護士、手続きなどであれば司法書士への依頼が良いですが、多くの場合には相続税に関わる相談が含まれますので最初に税理士へ相談した方が効果が上がります。
また、無料相談はホームページを見てから決めると思いますので、ホームページに「相続に強い税理士」または「相続専門の税理士」などの記載があること、「遺言書」「認知症対策」などの生前対策について触れていると豊富な知識や知見があることがわかります。
同じ税理士でも日ごろから法人向けのサービスを中心としている税理士も多いので、「税理士」という表記だけで選ぶのではなく知見等が豊富な「相続に強い税理士」を選択しましょう。
無料相談の当日に確認しておくとさらに良いポイント
相談の前は「相続専門の税理士」「相続に強い税理士」などを探して無料相談を申し込むと良いのですが、実際に無料相談に行った際には効果を高めていくための追加の確認ポイントがあります。
このあとのご説明の中でも触れますが、生前の無料相談に行ったからといって、自分たちで最後まで安心して完了させるほどの詳細なアドバイスまでをもらえることはほぼありません。
無料の範囲内で、相談者の方がお話した範囲でのアドバイスであり、方向性を見出すには価値がありますが、答えを聞きに行くつもりだと不満になるかもしれません。
無料相談は、ご家族にとって最善の方法を見つけにいくわけですから、方向性がついたら専門家にお願いしてそれを実現することが大切ですから、あやふやな知識のまま実行して間違えたことで法的に回避できなくなることもあります。
よって、次の内容を確認しておくことがおすすめです。
くれぐれも思い込みだけで判断せず、確認できる部分は質問しておきましょう。
効果を高める無料相談の流れと準備対応
無料相談を効果的に活用するための基本的な流れと準備についてご紹介します。
無料相談の時間はおおよそ30分~1時間ですので、準備をせずに相談に行ってしまうとせっかくの機会なのに無駄に過ごしてしまい残念に思うことがあります。
少しでも効果を高めるために、当日の大まかな流れと準備しておくと良い内容について確認しておきましょう。
無料相談の流れ
無料相談に行くと最初に双方で挨拶したあと、税理士から会社の紹介や税理士の特徴などの紹介があります。
そのあとに相談となりますが、財産や相続人のことなど確認事項も多いため、1時間の相談だと思って訪問しても、実際にアドバイスをもらえる時間は実質20分前後になるかと思います。
<無料相談のおもな流れ開始>
★開始 | |||
➀ | 挨拶・会社紹介 | (税理士) | 10分前後 |
② | 相談内容を説明 | (ご自身→税理士) | 10分前後 |
➂ | 相続人・財産内容の確認 | (税理士→ご自身) | 10分前後 |
➃ | アドバイス | (税理士→ご自身) | 20分前後 |
➄ | 振り返りと今後の進め方 | (税理士→ご自身) | 10分前後 |
事前に準備をしておくことで、税理士がアドバイスする前段で全体を把握するまでの確認事項等が少なくなるためアドバイスの時間を確保することができます。
話を始めた後に「実は。。。」などと追加の情報が入ったり、隠している内容があるとせっかくのアドバイスが効果を持たないこともあります。
相続のアドバイスは全体像を把握したうえでおこなうことで効果が上がりますので、一つでも多くの情報を整理しておくと効果が高くなります。
無料相談に向けた準備リスト
無料相談では、とにかく現在の状況を正しく早く税理士に知ってもらうことで、効果の高い相談をおこなうことができます。
次の内容を事前に準備しておくと、状況の把握がスムーズです。
上記に加えて、実現の有無や効果は別として実現したい方向性や、相談の際に何を相談するのか、その優先順位などを決めておくと短い時間を効果的に活用できます。
可能なものは「いつ」「誰が」「何をしたい」など、具体的な方向性があるとさらに良いですね。
次のステップに向けて
無料相談は単純に無料でアドバイスをもらって終わりにするだけでは意味がありません。
無料相談に参加してアドバイスをもらったあとは、そのままにしているともったいないので、アドバイスに沿って実行するのか、もう少し検討するのかなどを含めて一度結論を出すことがおすすめです。
いずれにしても、無料相談ではご質問内容に対して責任が取れませんので結論まですべては教えてもらえないと思いますし、情報の正確性も確認できないため例示でのアドバイスの可能性もあります。
相談内容とその回答に応じて、このあとの具体的な行動計画をたて、ご家族で話し合いの場を持ってみるのも良いかと思います。
その際に、必要により相談した税理士に同席をしてもらったり、無料相談の内容を活かすために契約をしてサポートを求めていくとよりスムーズに進めることができます。
【注意】電話での無料相談は避けるべき
無料相談であれば、電話の方が楽だし電話でお願いしたいと思うかもしれません。
無料相談の受付をしている電話番号に電話して、その場で相談をしたいと申し出たとしても状況は聞いてもらえるかもしれませんが、的確なアドバイスは期待できません。
電話の場合には個人情報を明かさない方も多く、同業が調査で電話してきているかもしれないですし、電話口で教えてもらった情報だけで無料のアドバイスをしたことで不正確な情報を伝えてトラブルになる可能性もあります。
やはり良い情報は顔を合わせて、身分を公開するからこそ、相談者のために無料でアドバイスしようと思いますよね。
ご参考までに、税務署や法務局、法テラスなど、無料または予算を抑えた相談かつ最後まで伴奏してもらえる公的機関はあります。
ただ、専門家に聞きたいところは税金を減額するノウハウや、過去からの相続事例からのアドバイスだと思いますので、このあたりは税理士をはじめとした専門家に依頼することでメリットを受けられます。
親の相続対策で専門家に相談すべき3つの生前対策
無料相談の効果を高めるためには、相談内容やこうしたいという方向性を決めておくと良いということは分かったとしても、漠然と不安ということもあります。
できる・できないは無料相談で税理士に聞くとして、まずはどうしたかというご自身やご家族の想いを決めておきましょう。
ご参考までに、ご両親の相続対策で専門家に相談するとよい3つの生前対策はこちらです。
生前対策①:認知症になる前の財産管理方法
ご両親の物忘れが増えてきた場合には、認知症の症状が進んでいる可能性があります。
認知症になってしまうとご家族の誰かが勝手にお金を使ってしまったり、不動産を売却してしまうなどのトラブルを未然に防げない可能性があります。
よって、認知症と診断される前にどのように適切に財産を管理していくかなど、早めの対策が大切になりますので、相続を見越した相談をしておくと安心ですね。
実際には、任意後見人制度や家族信託などの法的なしくみもありますし、ご家族で進めていく方法などもありますので、具体的なアドバイスと進め方を聞いておくとさらに安心です。
生前対策②:将来のための財産承継のプラン作り
一番大切なのは財産を所有している方の想いです。
その方が築いてきた財産ですので、誰にどのように引き継ぎたいかは確認が必要です。
想いを実現するためには、生前にご両親の想いを文書などに残しておく、または生前の対策を講じておくことなどが大切です。
不動産、預貯金、株式などの財産を、誰にどれだけ相続させたいのか、相続したあとに大切にしてほしいことは何かについて方向性を作っておくと安心ですね。
実際には、遺言書を作成すると確実に亡くなられた方の想いに沿った相続が実現できますが、遺言書を作成するところまではやりたくないという方も多いため、その場合には生前贈与や生命保険の活用などもおすすめです。
生前贈与や生命保険は節税にもつながりますし、その他の生前対策や相続税対策があれば教えてもらえますので、未来資金のシミュレーションなどをお願いすることも効果的です。
生前対策③:争族対策のための家族間での話し合い
相続について生前に全く語らずに亡くなられた場合、相続人であるご家族のみなさんが話をする中でもめてしまい、話し合いなどが進まないこともあります。
相続が「争族」と言われるゆえんでもありますが、相続の際に財産の分割の基準となる法定相続分等の考え方に関わらず、ご自分の考え方を主張する相続人がいると話がまとまりません。
しかし、相続税の対象となる方は10ヶ月以内に分割について決めて申告をしなければ、相続税を減額させる特例等が使えずにたくさんの税金を納税する必要が出てきます。
生前にご家族で話し合いの場を持っておくと良いのですが、感情的になったり議論が進まない可能性もありますので、専門家が過去のノウハウなどを活かして冷静に進行をした方がうまくいきます。
家族全員が共通の理解を持って話し合いを進めることにもつながりますので、税理士に進行などをお任せして、生前に話し合いを進めておくと良いですね。
【次のステップ】生前の相続の無料相談は税理士法人ヤマトで受付中
福岡県内で生前の相続に関する無料相談をしたいと思ったら、相続対策に強い税理士法人ヤマトの無料相談を活用してみませんか。
夫婦で税理士を営んでおり、ご夫婦で築かれてきた大切な財産を同じ目線でアドバイスしています。
生前の場合にはお子さまが無料相談を調べて、ご両親と一緒に相談にいくようなケースも多いですが、お子さまの目線の前にご夫婦の目線、特に旦那さまが亡くなられた際に奥さまの生活を守ることなど、奥さまの目線を大切にしています。
もちろん、目先の相続をどうしていくと良いかのアドバイスもしておりますが、最後はお子さまへと財産を引き継いでいきますので、不動産などを売却しないと相続税が納税できないなどのツラい現実が訪れないように納税資金の確保や節税対策などを大切にしています。
ぜひ一度、相性の確認とアドバイスを聞くことを目的として無料相談へお申し込みいただければと思います。